「2018年7月豪雨災害」における岡山県の事例

災害時の空き家を活用した物件仲介スキーム「みなし仮設住宅制度」

「2018年7月豪雨災害」における岡山県の事例

2018年7月豪雨災害における岡山県の事例概要画像

1.今回の制度概要

岡山県では、2018年(平成30年)7月豪雨災害により住居が全壊等の被害を受け、民間賃貸住宅を借り上げて無償で提供する事業を実施しています。なお、対象区域は災害救助法が適用された下記の地域になります。

岡山市、倉敷市、玉野市、笠岡市、井原市、総社市、高梁市、新見市、瀬戸内市、赤磐市、真庭市、浅口市、早島町、里庄町、鏡野町、西粟倉村、吉備中央町、矢掛町

2.入居者の条件

原則として次のいずれにも該当する方になります。

  1. 当該災害により住家の全壊、全焼又は流失し、居住する住宅がない方であって、自らの資力をもってしては、住居を確保することができない方
  2. 災害救助法に基づく、被災した住宅の応急修理及び災害によって住居又は辺に運ばれた土石、竹木等で、日常生活に著しい支障を及ぼしているものの除去(いわゆる、障害物の除去)の救助制度を利用していない方

3.入居できる賃貸住宅の条件

次の1、2のいずれにも該当する県内の住宅となります。

  1. 耐震性が確保された住宅
    • 昭和56年6月1日以降に建築された住宅
    • 上記以外で耐震診断や耐震補強の結果、耐震性を有する住宅
  2. 家賃の制限
    • 2人以下の世帯は月額6万円以下
    • 3~4人の世帯は月額8万円以下
    • 5人以上の世帯は月額9万円以下

4.費用の負担・入居期間について

【県の負担】

  1. 家賃
  2. 礼金…家賃の1か月分を限度
  3. 仲介手数料…家賃の0.54ヶ月分を限度
  4. 退去修繕負担金…家賃の2ヶ月分を限度
    • ※退去修繕負担金は、物件の明け渡し時における原状回復(通常損耗及び経年劣化をむ。)に要する費用に充てるための負担金です。
  5. 損害保険料…年額1万円を限度
    • ※県(借主)が保険に加入します。

入居者の負担

  1. 光熱水費、管理費、共益費、駐車場費、自治会費など
  2. 入居者の故意又は過失による損壊に対する修繕費用について退去修繕負担金を上回る場合の不足額

入居期間

  • 入居時から2年間

5.申込先・問合せ先

申し込み先

  • 被災時に居住していた各市町村の窓口

問合せ先

  • 各市町村が設置する受付相談窓口

6.<参考>被災者支援住宅検索サイト(岡山県)

みなし仮設制度に関するお問い合わせ

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